初心者でもわかりやすいレーシック
PRKは合併症が多いように思えますが、安定すれば、優れた点が多くあります。
フラップがないことより、接触性のスポーツでも安全である。
吸引を掛ける必要が無いため、眼底や硝子体への影響が少ない。
眼圧も上昇しない。
角膜知覚が、角膜上皮の再生と共に、すぐに回復する。
涙の量が減少しない。
など、安全な手術と言えます。
今後、ウェーブフロント対応のエキシマレーザーが出現すると、PRKも良いという時代が来るかもしれません。
近視の戻りに対する治療レーシックの術後良好な視力を保っていたのに、近視が戻ることがあります。
角膜前後面の前方移動がある場合には、角膜の残存厚が薄いために起こる医原性の角膜拡張症、角膜後面の移動がなく、角膜形状の変化がない場合には、調節緊張が考えられ、調節麻峰剤の投与により近視が戻る場合があります。
さらに、角膜後面の前方移動がなく、角膜前面のスティープ化がある時には、角膜が元の形に戻ろうとする力が働いていると思われます。
最後のケースが最も症例数が多いと考えられます。
この治療法としては、これまでステロイドの点眼が用いられることが多かったのですが、最近、眼圧下降薬を用いることにより、眼圧を下げて、角膜形状をフラット化させようとする方法が試みられています。
点眼により、眼圧が2mmHg低下し、角膜曲率が0.29D低下するというものであります。
用いられている点眼薬は、βブロッカー、プロスタグランディン阻害剤です。
しかし、眼圧が2mmHg低下しただけで、角膜曲率がフラット化することは考えられません。
以前、ステロイドによく反応する方で、フルメトロンで眼圧が上昇し、近視が戻った症例があり、その場合、眼圧が30mmHgから1.0mmHgに低下したとき近視が完全に消失し、角膜曲率もフラット化しました。
眼圧が角膜曲率に影響を与えるのは、1.0mmHg以上の差がある場合だと思います。
エキシマレーザー(EC5000)眼圧下降薬の本当の作用機序は、調節系への影響で、調節緊張を取ることにより、近視の戻りを抑えているのである場合、どのタイプによるものかを考えて各種治療法ではないかと、私は考えています。
それで無反応の場合で、残存角膜厚が10分とれる場合にのみ、エンハンスメント(再手術)を行います。
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